凸凹親子の珍道中

金曜日。

会社を半休取って、まずはA校の説明会へ。
 
すれ違った子供たちがちょっと照れくさそうに「こんにちはー」とあいさつしてくれて
「あー、お年頃だなあ～」とちょっとかわいかった（笑）

 子ども達が作ったという学校紹介ビデオを見て
先生方のお話を聞きました。

A校には通級がありますが、今回は 普通学級の話です。

資料に目を通して、まっさきに目を引かれたのが

・子ども達の心に寄り添う姿勢

・個別指導に力を注いでいるところ
　
　
　
（学習面だけでなく、集団生活に馴染みにくい子供へのケアも含めて）

そして、

荒れたり、授業妨害をする子ども達を
とにかく厳しく指導する、という方法ではなく

「自分に自信が持てない子ども達の自己肯定感を育み、
人や物に当たらない方法で、自己解決する能力を３年間かけて育てていく」
 
という方針を明確に掲げているところに、正直驚きを隠せませんでした。


少なくとも、この校長先生がいる間は、うちみたいな個性の強い子でも、
安心して任せられるなあ、って。
 
とはいえ、全体の人数が少ないから、
クラス替えしても変わり映えがしなかったり
部活も種類があまり多くないので、やりたいことが出来なかったり…と、
子供が進学先を選ぶ際に重視しそうな要素の魅力は、確かに少ない。
親としても、人数が少なければ、その分PTA役員がハイペースで回ってくる可能性大だし…

と、まあ、手放しで喜べないことも、もちろんありますが(^^ゞ


一通りの説明が終わった後、通級教室の話を個別に伺ったら、

「利用するかどうかは、学校側に決定権はない
（要するに教育相談室を通したうえで、通級利用が妥当、という判定が必要）けれど、
今でも、普通級で辛くなったときに、
一時的に利用（クールダウン）している子もいるし、
途中から使い始めるお子さんもいますよ。

とのこと。

メインの進学先をB校にしたとしても、通級使うとしたら、おそらくここなので、
しっかり話を聞いてきました。


で。
翌日。
息子が希望するB校。
  
…ごめん、
見かけで判断しちゃいけないんだろうけど…
いかにもお水な、ド金髪でド派手～ママがいる…(^^ゞ
あと、保護者同士の説明会でのおしゃべりがうるさい。

学校云々以前に、会場の雰囲気だけで、ちょっと引いてしまった…(^^ゞ 


…とまあ、それはさておき。

ここはかつて、かなり荒れていたのが、だいぶ落ち着いて
周囲の評判が上がっているせいか、
この数年は、定員オーバーすれすれの人気校。

・人数が多いので、活気があり、とにかく行事が盛り上がる（先生談）

・部活動に力を入れていて、運動部が活発


あとは

・中学生なので、ルールはそれなりに厳しい
　守れない場合は、時には厳しい指導もします。
　もちろん、暴力は論外ですが…

・中学生は忙しすぎるぐらいでちょうどいい。
　なぜなら、パワーが有り余っているから。

…なんて話もしてました。

うーん。
静かな環境がいい、というパピコに
本当に、ここは合うのかなあ…と、私の頭の中は疑問符だらけに。

さらに、話を聞けば聞くほど、自分の通っていた中学に似てるなあ～
と…。



私は、第二次ベビーブーマーで、
全校生徒１０００人越えの、今では信じられないぐらい
大規模な中学校に通っていました。

しかも、荒れていた状態から落ち着いて数年、というタイミングで入学（苦笑）。

校則はとにかく厳しくて、前髪が少しでも長ければその場で切らされたり、
先生が校則の長さのテープを貼った竹刀を持って校門に立っていて、
スカート丈をチェックされたり。

運動部が活発で、しかも体罰すれすれ（今だったら体罰になっちゃうかもね…）の指導も
日常茶飯事…

要するに、「教師が生徒を管理」する、という雰囲気の強いところでした。

体育会系の雰囲気の強いところは、おのずと縦社会になるし、
そもそもこういうノリは凸凹持ちには非常にしんどいので、
なんだかいろいろめんどくさかったり、訳わからなかったり、
…ちょっと苦労した思い出が多かったなあ。

大規模校だと、やはり先生の目は届きにくいので
地味～ないじめは横行してました。
無視とか、一見仲良さそうにしていても、
本人がいないところで悪口言ったりとか…そういうのね。


だからといって、ここは自分の出身校とは当然違うんだけど、
やはり、手をかけ、目をかけ…的な指導が必要であろうパピコへの配慮は望み薄かなあ……


でも、パピコは、こっちがいいみたいだし……


と、もやもやしながら帰宅したのでした。


でも、今回、2校だけでしたが、
実際に足を運んでみて、
公立中にも、カラーが色々あるんだなあー

という事を実感しました。

どちらにも行ってみて、本当に良かったです。


…またまた続きます（次こそ最後・笑）